赤穂城は平城で車いすでほぼ平坦に本丸 まで入れました。本丸御殿が、コンクリ ートの床で再建されており、スロープで 上がることが出来ました。天守台（天守 閣は造られなかったらしい）など一部車 椅子では登れないところもありますが、本丸に車椅子対応トイレもありました。 ＪＲの駅からも比較的近く、初心者の車椅子利用者にはおすすめの城郭公園。
（平成１４年取材）

忠臣蔵の舞台として有名なお城。本丸御殿跡を巡ると、篭城か否か で激論を交わす藩士たちの声が聞こえてくるようでした。大石良雄 邸跡などもあり。

松江城天守閣の写真をみていると、平坦な公園から天守閣がみられるよに感じたので、行ってみましたがやっぱり私はあまちゃん（世の中をあまく感じている人）だった、最後の廓に石段が残されていました。公園を管理されている方々が、私を助けに来てくださいましたが、車椅子での城めぐりの厳しさを己に言い聞かせるため？お断りしました。天守閣の写真は同行していただいた方に写してきてもらいました。
（2003年　平成15年　天守閣は、まじかに望めず）

秀吉・家康につかえた堀尾吉晴が築城、その後、親藩の松平氏が城主となります。明治維新ののちも取り壊さずに残った現存天守閣。著者は松江城天守こそまじかにみることはできませんでしたが、城下の小泉八雲の資料館など松江観光を楽しむことができました。

ＹＳ１１というプロペラ機に背負って乗せてもらって訪れた高知の街。無理だとわかっていてお城好きたから高知城にいってみました。予想どうり、平城部分にははいれましたが、天守閣へは石段に阻まれました。高知から大阪（伊丹）空港にもどった翌々日・阪神淡路大震災が起こりＹＳ１１から見ることのできた神戸の街が一変することとなります。
（1995年　平成７年　天守閣を望む）

関ヶ原の戦いののち長宗我部氏にかわって土佐の国の領主となった山内一豊により築城。城主一豊より内助の功を発揮した妻の方が有名かも。長宗我部氏の旧臣は下士としてのあつかいをうけます。明治維新ののちも取り壊さずに残った現存天守閣。

桑名城跡の中心部まで車いすで平坦に行けましたが 、著者にとっては、江戸時代に描かれた東海道五十三次の桑名城のイメージが強くて、櫓などもなく城跡というより公園といったイメージでした。
（平成１４年取材）

2013年（平成25年)再度訪れたところ
桑名城・蟠龍櫓が復元されていて浮世絵にかかれていた｢東海道五十三次」の海から見た桑名城のイメージがよみがえってきました。著者は公開時間がすぎてから訪問したため櫓内部にはいることが、できませんでしたが、入り口までスロープ通路がもうけられていました。

蟠龍櫓の前には堤防が築かれさすがに海に面して櫓を再建するわけにはいかなかったようです。

著者はこれだけ全国のお城めぐりをしているのに、天守閣や櫓には車椅子では入れないという常識にまだとらわれていたようで、桑名城・蟠龍櫓も外からだけの見学になるだろうと、閉館時間の終わった夕方に訪れてしまいました。櫓へのスロープ通路までつくってくださっていたのに。誰かが作った「車椅子ではお城めぐりはできない」そんな常識に車椅子城郭評論家と称している著者が振り回されていたとは、情けないかぎりです。

七里の渡し　　右側のスロープ状の道を上れば桑名城・蟠龍櫓です

築城当時の石垣も残っており文化財としての価値はこちらの方が高いものだそうです

小倉城の復興天守閣まで車イスでスロープ状の道でたどり着けました、天守閣内 部には階段を上るためのイス型のリフト がもうけられていましたが、著者は足をまげることが出来ず。安全に乗降できないため登城はあきらめました。車椅子置き場まで造っていただいていただけに残念、もう一歩。皆さん歩けなくなっても 足が曲げられるだけで行動範囲を広げられる可能性があるのですよ！リハビリ頑 張りましょう。
（平成１６年取材）

南蛮造りといわれる独特の構造、城は第二次長州征伐で炎上。コンクリート製の 復興天守はある程度の車椅 子利用者に配慮したものでした。