JR東海の車椅子対応車両の変化

(ご注意)あくまで著者が体験した時点での状況をレポートしていますので、その後改装や新型車両の 導入等で状況が変わっている場合があると思います。また全ての車両にこのような配慮がなされている わけではありません。詳細は是非とも御自身の車椅子でお確かめいただければ幸いです。著者は車両の 形式などについての知識が乏しくじゅうぶんな説明が出来ない部分があります、ご了承願います。

JR東海・313系
一座席分を車椅子スペースとして空けて いただいています、スペース横の座席は ひじあてが上げられるようになっており 車椅子から乗り移りやすい構造になって いました。車椅子を固定するロープも設 置されており、座席に乗換えてもらうこ とを想定されたレイアウトになっていま す。車椅子利用者が一人で健常者と旅行 する場合などはこのような構造がいいの ですが。単独行動の場合は一般の方が先 に座られて車椅子スペースに荷物を置か れてしまうことが多く、著者は扉の前に おいやられてしまいます。車椅子対応トイレも有り著者は三回の切返しで入るこ とができました。

本来はもっと高い評価をするべき車椅子対応車両なのですが斜めに仕切ってある広い車椅子対応トイレのある車両を体験してしまった後なのでどうしても車内トイレが狭く感じられてしまいました。
(平成13年取材)


愛知環状鉄道(2202という車両番号でした)
外見と車内レーアウトから上記のJR東海・313系の改良型と思われます。違いは車椅子対応トイレが二枚扉になって広く開けるところ、著者は一度の切り返しで入ることが出来ました。しかし車椅子対応座席は従来のままで、健常者の方が座席に座って荷物を置かれてしまえば、車椅子旅行者は扉の前に追いやられてしまいます。取材当時はきずかなかったのですが、ひじあて(アームレスト)が可動式であることから、座席への乗移りを前提に設計されたものと推測されます。平成16年当時は指定券を発行していない普通車でも車椅子利用者は座席に乗移れるのだと考えられていたのかもしれませんね。座席指定がなされていなければ当然健常者の方が座られていますので、そういう乗り方をされた車椅子利用者の方はおられたのでしょうか。それとも自己主張ができなかつた方が悪かったのでしょうか(まあ身体は悪かったのは間違いないですが)。
(平成16年取材)
  なおこの車両に関する記事は資料整理が出来た平成25年に記載しました。

こういう写真を講演でみせるとなぜか、うけます?

普通車なのに乗移りが前提の設計わかりますか?

ここは車椅子の人の座席だから譲ってくださいって貴方いえますか?  私にはいえない、口が裂けなくても言語障害の人なら話せても上手く伝わらない。


JR東海(クハ312−5007という車両番号でした)
JR東海の名古屋を中心とした東海道本線に走っている特別快速という列車で乗車体験しました。すこし丸みを帯び広がった、車椅子対応トイレには著者の障害レベルであれば切り替えしなしに入ることが出来ました。車椅子対応トイレの前には座席はもうけられず、車椅子スペースとして確保されていました。
(平成23年取材)

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