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車いす旅行者のための

車椅子対応鉄道車両図鑑1ページ

著者の体験のみから、車イス対応鉄道車両について語ると、最初に発見したのは昭和50年代後半京都市営地下 鉄烏丸線の車両に設けられている車いすスペースでした。その後著者自身も車椅子常用生活になり、近鉄に も車椅子スペースが設けられた車両があること、さらに新幹線には車椅子対応トイレが設置されている車両 があることがわかってきました。さらに近鉄が22000系特急を運行されることとなり、新幹線以外で車椅子対 応トイレのある車両に乗車体験することができました。また平成4年ごろ半年程度地元の私鉄を利用して通勤 をつづけていたところ、その路線に車椅子スペースを設けた車両が導入されるようになるなどの嬉しい出来事 もありました。近年は通勤型車両にも車椅子対応トイレが導入されるようになるなど、著者が車椅子で鉄道を 利用し始めた頃から考えると隔世の感さえあります。ここからのページは著者が体験した車椅子対応車両( 車椅子の乗客のため配慮した何らかの設備のある車両という意味)に画面上ではございますが、いっしょに 乗り込んでみましょう。

(ご注意)あくまで著者が体験した時点での状況をレポートしていますので、その後改装や新型車両の 導入等で状況が変わっている場合があると思います。また全ての車両にこのような配慮がなされている わけではありません。詳細は是非とも御自身の車椅子でお確かめいただければ幸いです。著者は車両の形式などについての知識が乏しくじゅうぶんな説明が出来ない部分があります、またすでに時代遅れと思われる設備の記事も残っていることをご了承願います。

このホームページを読んでいただいた、車両を設計する立場にある方にお願いいたします

多くの鉄道車両に車椅子の乗客に対する一定の配慮がなされるようになりました。しかし特急型車両の車椅子対応座席の多くは、車椅子からの乗移り、折りたたむことにより車内の通路が確保されるようになっています。他の乗客が荷物を置いてしまうことや収益上の問題が想像できますが、車椅子を折りたたむことが出来ない電動車椅子の乗客であっても、長時間の鉄道旅行が楽しめるフリースース(座席のないデッキ以外の車内の場所)も設置していただきますようお願いいたします。
(平成25年記載)

平成25年時点での一般的な特急車両の車椅子対応座席です。車椅子対応座席に乗り移って、車椅子を折りたためないと車内販売や、荷物の多い一般乗客の方の進行を妨げてしまうことがご理解いただけると思います。多目的室で対応していただいた体験ももっていますが、やはり電動車椅子利用者(特にベット型車いす利用者)にはフリースペースがありがたいのではないかと考えております。

車椅子対応座席への乗移りを前提として設計された車両では、指定席の切符を持っていても、車椅子を折りたためないと通路を狭くして、車内販売や大勢の乗客が乗り降りするときには邪魔になってしまうのです。折りたためない電動車椅子で乗ろうとすると結局デッキに追いやられることになってしまいます。指定席の切符を持ってるんだからデッキにも冷暖房をいれてくれ〜!


<南海・ラビート> 

平成6年関西空港へ特急列車として登場したラピート。最大の特徴はクロスシートの車両のなかに、座席を設置していないフリースースを車椅子の乗客のためにもうけていること。そう広くはありませんが座席に乗移ることのできない重度障害者や車椅子を折りたためない電動車椅子利用者にとっては大変ありがたい特急車両です。
(平成24年取材)

鉄人のような姿のラピート

車椅子乗客にとって便利なフリースース フリースースはクロスシートの車内の一部に

<南海・サザン・ミレミアム> 

難波から和歌山市までの特急列車、駅員さんの話によると車椅子対応トイレとフリースースを設けているとのことで、外から写真を撮りにいきました。乗車するには500円の追加が必要だということで、男の決断をして乗車を断念、別の急行列車に乗ってしまいましたので、車椅子対応トイレの様子は確認できませんでした。また取材時点では追加料金のいらないロングシートの編成車両も連結されており、そちらにも車椅子スペースがありました。
(平成25年
せこい取材)

サザンミレミアム(南海・難波駅にて平成25年撮影)

車椅子用スペース(ホームより車窓ごしに撮影)

再び南海・難波駅を訪れる機会がめぐってきたので、今回は勇気をもって乗ってみました。車椅子に乗ったままだからオストメイトの私はすぐにトイレにいけるので大変便利、長距離列車にはには是非とも導入してほしいフリースペースです。

南海・サザンミレミアムの車椅子スペース(2013年体験)

サザンミレミアムの車椅子対応トイレ・非常ボタンが足元にもありました


<近鉄・伊勢志摩ライナー>
 23501を含む編成

イエローの車体とカラフルな座席車椅 子スペース2席分は通路をはさんで両 側に設けられているため通路が広く使 えます。また座席のひじ当てが左右と も上げられるため車椅子から座席への 乗り移りも著者は単独でできました。 扉が外側に少し押し出された感じに開 くため車両とホームの隙間が出来るのが少し残念。車椅子対応座席(二席分)と一般座席を仕切る台がありました。

(平成10年取材)

この写真のみ平成22年撮影


<近鉄・伊勢志摩ライナー>
 23503を含む編成

新型・伊勢志摩ライナーで車椅子対応トイレが丸みをおびて通路側に広がり入りやすくなっていました。車椅子対応座席(二席分)と一般座席を仕切る台はなくなっていました。車椅子対応座席はひじ当てが左右とも上げられました。

(平成22年取材)


<近鉄・特急>
22701を含む編成

著者が新幹線以外で初めて車内に車椅子対応トイレを見つけた近鉄が22000系特急の改良型。車椅子対応トイレが丸みをおびて通路側に広がり入りやすくなっていました。車椅子対応座席(二席分)と一般座席を仕切る台はなくなっていました。車椅子対応座席はひじ当てが左右とも上げられました。
(平成22年取材)


<京阪・特急>3000系・8000系編成

京阪電車では大津線の700系車両に初めて車椅子スペースがもうけられたのですが、本線を走る特急型車両の車椅子スペースは二段階にわたって広げられるという過程をたどったようです。補助椅子の前のスペースが広げられてゆく様子がわかっていただければ幸いです。
テレビカー(電車の中でテレビ放送が流されていた)として一世を風靡した3000系は廃止されました。

3000系の車椅子スペース(1996年撮影)

8000系の車椅子スペース

3000系
(最後は8000系
になってました)

8000系

<JR西日本・特急オーシャンアロー> 

京都から和歌山・白浜・新宮などを結ぶ特急車両。グリーンの車体が印象的。車いす対応座席は二席分で、ひじ当ては片側のみ上げられました。多目的室と車椅子対応トイレがありましたがトイレの後ろにある汚物入れに妨げられ何度も切り返してトイレに入ることが出来ました。
(平成20年取材)
平成25年に乗車した時には特急の名称は車両の種類にかかわらず「くろしお」に統一され、市販の時刻表に「オーシャンアローで運行」と記載されていました。
(平成25年取材)

鉄道マニア的には写真が駄目ですね〜
      障害者やからって甘えてるんじゃないですか!

車椅子対応トイレ

JR西日本・オーシャンアローの車いす対応座席。片側だけひじ当てがあげられます。


<JR西日本・特急くろしお・新型車両> 286-205を含む編成

市販の時刻表は「新型車両で運行」と記載されていた、京都から和歌山・白浜・新宮方面を結ぶ特急「くろしお」の車椅子対応車両。最大の特徴は車椅子対応車両の奥行きを狭めて、多目的室を同じ側に移して、そのかわりトイレに丸みを持たせて通路側に部屋をひろげてあるところ、従来の「オーシャンアロー」に比べてずいぶん使用しやすいものでした。車いす対応座席は片側だけひじ当てがあげられます。多目的室内部の様子は確認していません。
(平成25年取材)

特急「くろしお」新型車両

車椅子対応座席は乗移り前提

車椅子対応トイレ

多目的室入り口


信楽高原鉄道・SKR301(滋賀県)


車椅子スペース一台分がもうけれれ身体を支えるためのベルトもあ りました。しかしレールバスといわれる車両の多くがそうであるよ うにステップ(乗降口の段)があり車椅子利用者の単独乗降は不可 能です、技術的に困難なのかもしれませんが、最近のワンステップ ・バスにみられるような引き出し式のスロープなど装着していただ ければ貼り付けられている「車椅子マーク」もさらに輝きがますで しょう。技術者の皆様、研究開発をよろしくお願いいたします。

 

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