車椅子対応鉄道車両図鑑
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(ご注意)あくまで著者が体験した時点での状況をレポートしていますので、その後改装や新型車両の 導入等で状況が変わっている場合があると思います。また全ての車両にこのような配慮がなされている わけではありません。詳細は是非とも御自身の車椅子でお確かめいただければ幸いです。著者は車両の 形式などについての知識が乏しくじゅうぶんな説明が出来ない部分があります、ご了承願います。

Maxとき

JR東日本で運転されている全車両二階建新幹線、そのうち上越新幹線で運行されている「Maxとき」に乗車することができました。車いす利用者の場合リフトを使って二階部分にあげてもらうのですが、車掌さんに操作してもらう必要があり、また車椅子対応トイレは扉と同じ高さの場所にあるため、座席から単独で移動することは出来ません。著者のようにオストメイトとしての内部障害がありトイレの心配もある障害者にとっては、座席から気軽に車椅子対応トイレに移れる車両の方が有難く感じました。なおリフト付きの車両は二両あり普通車とグリーン車があるようです。車イス対応トイレはフル規格の新幹線として広さが確保されていました。

新幹線Maxとき  新幹線「Maxとき」の車内2階にのぼる車椅子対応リフト 新幹線「Maxとき」の車椅子対応トイレ

のぞみN700系

平成17年に登場した700系を改良した東海道・山陽新幹線の新型車両、車椅子対応座席・個室・車椅子対応トイレの改善点としては、通路を曲することで個室やトイレもまるみをつけて曲線的に内部は広い空間が確保されていました。また多目的トイレには車椅子利用者いがいに「オストメイト」のためのパウチ内の汚物を流すための設備が初めてもうけられどたことは列車内のトイレとしては画期的なことだとおもいます。 (平成17年11月乗車体験)     

「のぞみ」の新しい顔
N700系新幹線
車椅子対従来の応座席は従来の700系と同じで前の座席のアームレストが上げられました 指定席から多目的室・車椅子対応トイレのあるデ ッキには曲線の通路で移動 多目的室(車イス用個室としての利用可能)と車椅子対応・オストメイト対応トイレを広くするため通を曲げてありました
N700系の車椅子対応トイレ オストメイト用の洗浄設備とその説明表示。内部障害者に配慮していただいた最初の鉄道車両では? 多目的室も広くなっていました。車掌さんに伺ったところ座席下から引き出し式でベットとしても使えるそうです
デッキでは防犯カメラが作動しているとのことでしたが、車内の撮影に勤しんでいる著者はどのように写っていたのでしょうか?