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アシトド探訪記3
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荷物用でもエレベーターの設置されている駅が
羨ましかった!
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「私たちは荷物と同じ扱いなの?」という仲間の問に「ひょっとしたら社会の お荷物という面では正しいのでは!」と思ってしまいました。
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一般乗降客と同じ条件で利用出来る綺麗なエレベーターを利用されている都市部の車 椅子利用者には理解し難い話しかもしれませんが、平成の初め頃は乗客用エレベータ ーのある駅は非常に少なく、JRや車椅子の鉄道利用に理解を示されていた大手私鉄 でも「駅にエレベーターが有る」といっても「荷物用」であることが珍しくありませんでした 。この「荷物用エレベーター」当然のことながらホームへ荷物を運んだり、ホームから出 たゴミ等を搬出するために使われていた物で、お世辞にも「お客様」と呼ばれる立場の 人が案内されて喜んでいただける環境ではありませんでした。著者自身は健常者時代 (車椅子常用になる前の元気な頃)、物流関係の仕事をしていたことがあり「荷物用エ レベーター」や「荷物搬入通路」になれていたことや、荷物用であってもそれを運搬する 仕事をする人も利用する、「人の道」であることを体験していたので抵抗はなかったので すが、車椅子利用者仲間では「私たちは荷物並みの扱いを受けている」と不満をもつ方 が多かったようです。私の住む地域のJR線は高架で気の遠くなるような階段を担いでも らえなければホームにはたどりつけません。初めて荷物用エレベーターを京都で体験し たときには「荷物扱い」をうけたのでしょうが、担ぎ上げてもらうことを考えれば夢のよう な駅、なんて素晴らしい設備なんだと感動してしまいました。その後私の行動範囲の荷 物用エレベーターの幾つかは乗客用エレベーターの新設等により車椅子乗客の誘導 ルートとしては使われなくなったり、取り壊されてしまったり。そして今も利用させてもら っている荷物用エレベーターには芳香剤が取り付けられていたりと、以前に比べれば 少し綺麗なルートになってきました。
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懐かしの荷物用エレベーター(写真の駅は現在は乗降客用エレベーターが あり、荷物用エレベーターは取り壊されました)
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