車イスで全国の瀧を巡ってみるつもりですが幾つたどりつけるでしょうか

オストミーで車椅子利用者の滝めぐり2ページ

車椅子電車評論家 アシトド松井

布引の滝(雌滝)見物に再挑戦ついに車いすで到達しました(平成22年)

数年前・新神戸駅から単独で車椅子での布引の滝見物を試みたものの、急勾配で転等の可能性がでてきたので、途中で引き返すことに。そして平成21年今度は介助者を依頼して再度布引の滝見物を計画したものの直前に42度の熱が出て中止に、脊髄損傷の人は高熱が出ることは多々あるのですけど死んでしまうかと思いました(当初は体温計が壊れているのではといろいろ試してみました)。そして平成22年ついに布引(雌滝)にたどり着くことができました。京都駅に介助と一緒に旅行していたく方々と集合してJR・神戸市営地下鉄を乗り継いで新幹線・新神戸駅裏山の布引の滝をめざしたのですが、なぜかオストメイト対応トイレは使用中の所が多く、JR三ノ宮駅の簡易対応のトイレしか確認できませんでした。オストメイトの立場からすれば不満の残るレポートですが、とにかく車椅子でオストメイトの私が実際に行ってきた滝巡り観光旅行ですので、画面上ではありますが、ご一緒にお楽しみいただければ幸いです。
(平成22年取材)

JR三ノ宮駅に到着、地下鉄に乗り換えて新神戸駅に向かいます

今回簡易電動車椅子を利用した著者と強力な介助をしていただけるはずの旅行仲間、合計3名の一行で三ノ宮駅で下車、地下鉄・三宮駅に移動します。

JR三ノ宮駅に到着、エレベーター(内部でL字型の移動をするタイプのものでした)で改札階へ、三ノ宮は神戸の中心地とでもいうべき繁華街のあるところです。(平成22年取材)

案内板にしたがってまずは多目的トイレの確認へ、JR三ノ宮駅改札口外側の山手側のトイレは車イス・オストメイト対応簡易規格トイレでした。(平成22年取材)

地下鉄・三宮駅へのエレベーターはJRの駅山手側のすぐ近くに新設されていました。以前はわかり難い場所だったのに。エレベーターを下るとすぐに地下鉄のコンコース階でした。
(平成22年取材)

地下鉄三宮駅の改札口内にオストメイトマークの付いた多目的トイレがありましたが使用中で、なかの構造はわかりませんでした。エレベーターでホームにいきました。
(平成22年取材)

神戸市営地下鉄山手線のホームと車両の段差は微妙な高さ。以前、どこでも手動車椅子でキャスターを上げてバンバン外出していた著者は単独で乗降していましたが、この日は介助者がいるので、助けてもらいました。

地下鉄・新神戸駅に到着、JR新神戸駅へ向かいます

布引の滝はJR新神戸駅の裏側にあります。地下鉄・新神戸駅からJR新神戸駅(在来線とは接続のないJR西日本 ・新幹線の駅)へ

地下鉄・新神戸駅もエレベーター完備です。
(平成22年撮影)

地下鉄からJR新神戸駅までは標高差があるのですがエレベーターと歩道橋を使えば、車いす利用者でも簡単にたとりつけます。歩道橋窓越しに白く見えているのがJR新神戸駅です。

新神戸駅の多目的トイレにもオストメイトマークがあったものの使用中でした。

新神戸駅の高架下に布引の滝への案内を発見、雌滝は徒歩5分で雄滝は徒歩10分、布引の滝はいくつかあるらしい。車イスだと何分かかるの?駅コンコース階からエレベーターで下ったと思うのですが写真が残っておらずハッキリしません、ご自身の車椅子で確かめていただければ幸いです。

前回転倒しそうになってあきらめた坂道、今回はこけても助けてもらえるという安心感からか、簡易電動ですんなり上がれました。

いよいよ布引の滝へ 
アシトド流車イスでの坂登りのテクニックを(そんなたいしたものではないですけど)

途中で「滝山城跡」の碑をみつけました。城マニアの私としては興味津々ですたが、布引の滝へ向かうこととしました。

まずは車イスでの坂登りの基本ジグザグ走行、後方からの自動車・バイクには要注意です。

上肢が使える電動車椅子利用者の坂登りテクニック、手すりを引っ張りながら電動車椅子の負担を軽減しながら登ります。そこまでしてでも滝に行くの。

坂道がゆるやかになってきましたいよいよ布引の滝(雌滝)です。

布引の滝(雌滝)に車椅子でついにたどりつきました

案内板によると布引の滝は4つの滝があり、今回画面上ですがご一緒いただいた雌滝(高さ19メートル)の上流200メートルに雄滝(高さ43メートル)があるそうですが、階段に阻まれてしまい行くことは出来ませんでした。平成5年に新神戸ロープウェイから布引のどの滝かはわかりませんがゴンドラの窓越しにみることが出来ました。

介助者と一緒だと車椅子で転倒しても助けてもらえるという安心感から同じ坂でも上れるということを実感した滝巡りの旅行でした。

ここまでの記事は平成22年著者が訪れた時点の状況でのレポートです、最新の状況につきましては是非ご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。


平成25年に神戸布引ハーブ園/ロープウェイ(新神戸ロープウェイという名称は使われていないようでした)から布引の滝(雄滝)を見ることが出来ました。ロープウェイは滝の上で停止してくださるわけでもなく、わずかな時間の滝見物ですが、それでも肉眼でみられるのですから、ありがたいことです。

新神戸のロープウェイについてはこちらもみてね。