車イスで全国の瀧を巡ってみるつもりですが幾つたどりつけるでしょうか


車椅子利用者の滝めぐり3ページ

車椅子電車評論家 アシトド松井

鼓ヶ滝(神戸・有馬)落石注意!?急な坂で車いすで到達しました

(平成24年)

この記事は平成24年著者が訪れた時点の状況でのレポートです

インターネットでいろいろな滝を調べていると、神戸の有馬温泉にある鼓ヶ滝が車椅子で行けるのではという情報がはいってきました。実は著者はこの滝の近くのロープウェイから六甲山に上ったことがあり、行き方はだいだいわかっていたのですが、なかなか同行・介助してもらえる方もいませんので簡易電動のバッテリー力を信じて、単独で行ってみることにしました。
(平成24年取材)

三田駅でJRから神戸電鉄に乗り換えて有馬口駅にむかいます

兵庫県のJR三田駅(エレベーター完備)から隣接する神戸電鉄・三田駅(スロープ状の通路でホームにアクセス)へ、そして神戸電鉄に乗車して有馬温泉への分岐駅、有馬温泉口へと向かいます。

JRから、神戸電鉄へ三田駅で乗り換えます

神戸電鉄・三田駅はスロープ状にアクセス可能

神戸電鉄の車椅子渡し板設置サービス

有馬口駅で乗換なんですけど
アレ〜ェ 階段が

実は有馬口駅が階段に移動を阻まれることは、六甲山に行ったときに確認済み。三田からの列車なら同じホームで乗り換えられるます。有馬温泉からの帰りは同一ホームで乗り換えられる神戸方面への列車でJR線にもどれば、車椅子での旅は完結です。なぜお金を余計にかけてそんな回り道をしなければならないのか? それでは駄目じゃないかと思う車椅子利用者の方もおられると思います。私が車椅子での公共交通利用の旅を始めた頃はこんなことは日常茶飯事、滝に行くため頑張ります。

この記事は平成24年著者が訪れた時点の状況でのレポートです

有馬温泉口駅に到着、正面横からスロープ通路で降りられました。

有馬温泉街は急な坂が、でもこのあたりは簡易電動で楽勝、手動だと大変。

 

途中で有馬のお湯を楽しめるところが、疲れを癒して再出発。

案内板に導かれて鼓ヶ滝へ向かいます。

だんだんと渓谷の雰囲気が、小さい滝も。

案内板で現在地を確認、坂の緩やかそうな川沿いに鼓ヶ滝に行ってみることに。

この記事は平成24年著者が訪れた時点の状況でのレポートです

鼓ヶ滝公園

鼓ヶ滝公園川沿いに車椅子対応トイレがありました。

でその先は

落石注意で通行止めに、進入防止冊でフルバリアー(完全バリアー)。落石が当たって、怪我をして車椅子生活にでもなったら大変!?
さっそく迂回路をさがすことに。

はるか彼方に少しだけ滝が見えたのだけどこれで諦めるの?

迂回路らしきところは階段ではばまれてしまうし・・・

やっとたどり着いた車椅子で進める道はすごく急な坂道が!
簡易電動車椅子が止まってしまったので、滝をみてこられた男性に介助を依頼したところ「腰を痛めていて、車椅子を押してあげられないんだ」とのご返事。でもこの先の道のりをうかがって見ると、「この坂をのぼると滝の見られる場所には行けるよ。ただ滝つぼ近くには階段があるよ。」と教えていただきました。

一旦は諦めて帰りかけたもののやはり滝が見たい。車椅子を前進させると止まってしまうので、後ろ向きにすこしづつのぼってゆく、   頑張れ簡易電動車椅子  (転倒する危険が高いので介助者をつけてください)

鼓ヶ滝に車椅子でついにたどりつきました

滝直前の休憩所に行くには階段がありましたが、車椅子での最終到達点からでも二段になっている滝をはっきり見ることができました。案内板によると何度かの洪水により岩が崩れて形が変わり、滝の名前の由来となった鼓の音は聞こえなくなったそうです。

他の観光客の方に写真を撮ってもらいました。

この記事は平成24年著者が訪れた時点の状況でのレポートです

再度案内板で確認すると落石の危険があるため通行止めされていた川沿いの道も滝の前の休憩所までには階段があったようです。

案内板の地図の中央にある道路の太いカーブが急勾配で、簡易電動車椅子が止まってしまった所。

六甲有馬ロープウェイ乗場方向からも通路があるようですが階段の有無等、状況は確認しておりません。

なんであなたはそこまでしてでも車椅子で滝見物にいくの

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